最近、強いてタブレットを使うようにしています。ずいぶん長いことタブレットPCにあこがれつつ、未だに手にしていないまま今日に至ります。iPod Touch はタブレットPCと言えなくもないけれど。でも、どうせ将来、タブレットPCになるんだろうし、ここはひとつ安いタブレットを買って試してみようと思いたったのが二日前のこと。実は、タブレット自体はWACOMのわりとちゃんとしたものを死蔵していたので、そちらは職場で、先週、WACOM の Bamboo という廉価製品を新たに購入してそれを自宅で使っています。Mighty Mouse は便利なのですが、プレゼン以外のときは封印することにしました。
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* 案外、違和感はない
WACOMのドライバでは、ペンモードとマウスモードという設定があります。ペンモードはタブレットの座標と画面上の座標が一対一に対応しているもので、マウスモードは相対的かつマウスの加速感を実装しています。マウスとして使うぶんにはマウスモードが便利なようです。
クリック、特にダブルクリックのときにペン先が動くために、ちゃんと認識してくれなかったのですが、ペンについているボタンでダブルクリックイベントを発生させるものを使うと便利になりました。昨日くらいから使い始めてだんだん慣れてきました。右クリックもボタンでやる方法に慣れつつあります。
マウスより便利かといえば???でも、格段に不便ということもありません。PC についている指でなぞるタッチパッドよりはずっと使いやすいです。
タブレットを何につかっているかと言うと、季節柄、学生の論文へのコメントを書くのに使っています。主に PDF へのハイライティング。ハイライト個所に手書きのコメントが書ければ、それもペンで書くのですが、そうはいかないのかな?マウスのときもそうですが、ハイライトのマークアップにマウス/ペンを使い、字を入力するときにキーボードに持ち替えるというのは少し苦痛です。とはいっても、デジタル情報で記録に残せるのはそれなりに便利だから、仕方がないんだろうか?
* 字を書くとき、
Java のデモでお絵描きプログラムを見せていたときに、ペンのわりにあまりきれいに字が書けないのに疑問を持ちました。筆順のハライが妙に長くなるために字のバランスが崩れるようです。考えてみたら、単純に常にマウスモードを使っていたためにハライのように少し大き目の動作をすると加速機能が働いてそういうことになるようです。
ドライバにはアプリケーションごとにモードを指定する機能があるので、それを調整すればよかったのかもしれません。あるいは、加速度の設定を緩くして、字を書く程度では加速しないような設定を探せばいいのかもしれません。このあたりは今後の課題です。
* 小さいタブレットも案外いい
職場では大き目のタブレットを使っているのですが、家に戻って葉書大のタブレットを使ってみるのですが、これはこれでいい感じです。場所を取らないのでマウス感覚で使えます。ペンモードだと分りません。絵を書くと操作感がわかるかもしれません。
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