ちょっと前のことになりますが、本当の銀ブラというのをやってみました。
長年「銀ブラ」といえば「銀座をブラつく」ことだろうと思っていました。それを「銀ブラというのはだね、君。本当は、銀座でブラジルを飲むことなんだよ」と正されたのは、つい先月のことでした。
それもブラジルならなんでもよいというわけではなくって、カフェーパウリスタで飲むことだったようです。[[カフェーパウリスタのウェブページ:http://www.paulista.co.jp/%5D%5Dを見ると、かつては文豪や政治家や文化人が集まり、戦後はジョン・レノン夫妻が通ったという由緒あるカフェーだったようです。因に、パウリスタとはサンパウロに由来する「パウロっ子」を意味するのだそうです。
戦後しばらくは営業していなかったようですけれども、昭和45年から現在の銀座8丁目で再開したようです。
森のコーヒーというブラジルの有機栽培の豆が定番のようなのですが、お店にはいるといろいろ変ったコーヒーも出すようです。ぼくは森のコーヒーをいただき、帰り掛けに豆を買っていきました。森のコーヒーの由来は、自然に近い栽培法でジャングルのように生い茂らせたコーヒーの木からとれた豆だからだそうです。わりあいマイルドで、ブラジルにしては苦みが抑えられ、かわりに少し甘みが感じられます。でも、上手に淹れると深みのある味が出せます。
コーヒーの個性という面では、同じく8丁目にある[[カフェ・ド・ランブル:http://www.h6.dion.ne.jp/~lambre/%5D%5Dの方が面白いと思います。でも、こっちの方が安いから、気楽に入れるかも。両方、行って飲み比べるのも銀座の楽しみになりますね。
場所は中央通りに面した銀座8丁目で、現在、工事中の Yamaha のビルの隣あたりです。ちなみにカフェ・ド・ランブルはその裏通りにあります。
へ~、そんなにコーヒーに造詣が深いとは知らなかった!僕はともかく安いのを買ってる。
コーヒーには狂ってるよ。最近は、ついにネルドリップを始めました。お金をかけずにうまいコーヒーを飲むのなら、
– 粉でなく豆で買うこと
– 焙煎した日付をよく確認すること
– すぐに使わない豆は冷凍すること
– 挽きたての豆を使うこと
– コーヒーメーカーを使わずにハンドドリップすること
– 豆はできるだけ早く消費すること
に気をつけるだけで、ずいぶん変わるよ。
いやぁ、一応それは知ってるんだけど、めんどくさい…。これにつきる。(-_-)
面倒なのは豆を挽くのとコーヒーメーカーを使わないところだけで、豆を挽くのは機械に頼ってしまえば、実はハンドドリップの方がコーヒーメーカーよりも抽出は速いよ。