水星で太陽電池発電しましょう。
さっき technobahn で米大手電力会社、宇宙太陽光発電の運用で州政府に許可申請という記事を見つけました。太陽発電衛生で発電させて得たエネルギーを地球に伝送する方式です。地球の分厚い大気での太陽光の吸収を避けることができることから、発電効率が地球上の8倍になるんだそうです。
で、前々から思っていて、太陽電池に係わりそうな人には話していたんだけれども、水星に巨大な発電プラントを設置するというのはいいんじゃないだろうか?水星には大気がほとんどありません。だから、人工衛生と同様に発電効率を8倍になるでしょう。
さらに、水星の公転半径(太陽との距離)は 0.39 天文単位、つまり、地球の公転半径の0.39倍しかありません。光の強さは距離の二乗に反比例するので、光の強さは地球の衛星に比べると6.6倍になります。ということは、地球上の太陽電池プラントに比べると併せ技で50倍以上も効率がよいことになります。
気になるのは、気象(?)条件です。表面温度が103K〜623K(= -170〜350度)だそうです。これを月と比べると40K〜396K(= -233〜123度)だそうです。よくわからないけれども、太陽電池は解けるかもね。LSI はまちがいなく壊れるね。などなど、いくつか技術的な課題はあるものの、究極のクリーンエネルギーの開発のために価値はあると思うな。
異惑星での完全自動化発電プラントの完成を目指すことを今後20年の研究目標に定めることはいいんじゃないだろうか。自己修復、自己増殖の機能のあたりで計算機科学が果す役割も大きいと思います。
でも、大変そうだから、パラボラ状の鏡で集めた光を月にあてて、それで発電するというのもありかな?月の発電装置が解けるかもしれないけれど。。。
エネルギー収支的にはどうなんでしょう。エネルギーを地球に流すだけで、それを効率的に放熱する手段がないと単に温暖化が進行するだけでは..オーダー的に無視していいレベルなんですかね。
現状では発電と送電にかなりのエネルギーの無駄があるんじゃないでしょうか。だから、それが取り除かれるだけでも、エネルギー収支が改善するかもしれません。
それに比べて限られた地球の資源を消費して公害を撒き散らすのは、22世紀くらいの人々には迷惑なんじゃないかな。