「さあ、今日の仕事はなんだっけ?そうそう、あれだ、あれだ。あのフォルダを開いてっと」という作業を毎日繰り返しているわけですけれど、無駄だと思いませんか?
思い立ってしばらく前から、簡単なスクリプトを書いて端末でworkと打ち込めば仕事の環境に入るようにしてみました。なかなか便利ですよ。
別にだいそれたことをやっているわけではありません。ここ数日の仕事をするためのフォルダに簡単に移動するためのコマンドを定義しているだけです。昨日は某国際学会の投稿〆切だったので、ここしばらくはその論文にかかりきりになってました。そこで、こんなスクリプトを ”$HOME/.bashrc” に追加しました。
work() { cd $HOME/research/mypaper/sc09; open sc09.pdf; }
すると、論文を編集するディレクトリに移動し、最新版の PDF ファイルを表示して、いざ執筆態勢ということになるんです。ぼくの仕事のスタイルがターミナルの上で vim なので、こういうことになっています。
今どきターミナルを常に開いている人は少ないかもしれませんね。GUI アプリケーションを使う人は今週のプロジェクトのフォルダへのエイリアスを work という名前でファインダのサイドバーとか Dock に登録すると便利なんじゃないでしょうか。ワンクリックで仕事モードになるというのが大事だと思います。指定したフォルダを ”Work” という名前のショートカットで登録する Automator スクリプトを用意すると便利かもしれません。
似たような感じで、授業のコンテンツへのパスも登録しています。
classes() { cd $HOME/doc/classes/2009; }
大したことではないのだけれども、何も考えずに ”work” とか ”classes” とコマンドを入力すると、頭の切り替えが速いような気がします。
論文を投稿し終えたので、work コマンドを更新しないと。ということで設定したのがこれ。
work() { cd $HOME/doc/review/xxxx-xxx; }
投稿がすんだら査読です。Give-and-Take だから仕方ありません。編集者の方、お待たせしてすみません。今度は〆切を守ります。