gitの濱野さん


気づかずに使っていたのだけれども、gitを作った濱野さんはぼくの先輩なんですね。

今日、NIIの細部さんに開発中のシステムのgitリポジトリを用意したことを伝えたところ「濱野さんといえば、情報科学科の出身なんですね」だって。(本当?)「ほらほら、ここの経歴に書いてありますよ。」(本当だ)「研究室は前川研」みたいですね。(って、知ってる人か?)

ここまでの会話で呼びさまされてきたのですが、確かに覚えています。学年で言えば、3つか4つ上で、ほとんど面識はなさそうなのですが、覚えています。

当時は、情報科学科の修士の定員が4名しかなかった時代です。ウェブもなかったです。何が言いたかったかというと、ぼくらが得られる情報は限られていたので、大学院の先輩たちの公聴会があると聞けば、これは(本のなかのカビだらけの情報科学ではなく)本当の情報科学が聞けると思って、勇んで聞きにいく学部生もいたということです。まだ、あのとき三年生だったんじゃないだろうか?

濱野さんの修士論文の話は、分散OS Galaxy の話だったと思いますが、内容は難しくて覚えていません。ただ、液晶プロジェクタが出てくる前の時代に OHP でプレゼンしていたのですが、自作の指の形をした可愛らしいポインタを使って発表なさっていたことが記憶に残っています。(すみません、下らないところだけ、覚えていて)

電車のなかで Kindle App を使って、Nicholas Carr の “The shallows: What the internet is doint to our brains”((邦題:ネットバカ))を読みつつ、あのころを懐しく思い返していました。などと書いた記事をブログにしているのも、ネットに毒されている証拠なんですが。。。