SmartGit を愛用しています.SmartGit は git のための GUI でとてもよくできています.商用利用の場合には,利用料が発生すると思いますが,アカデミックな利用なので,無料で利用させていただいています.最近は,ソフトウェアの開発にも,LaTeX を用いた論文の執筆や校閲にも SmartGit を使っています.そのうち,ほとんどすべての文書が Git の管理下に移行することでしょう.
ところで,ひとつ悩みがあります.それは,人と共著で文章を書くために Dropbox で共有しているのですが,共著者たちを煩わせることなく Git を使いたいということです.つまり,Git を使うと,Dropbox に過去の版が作成されてしまって,Git ユーザではない共著者たちにとってはウザいのではないかと思うわけです.Git 自体はそういったサポートのために GIT_DIR 環境変数というものを用意して,リポジトリとは別の場所に作業用の場所を設定することができます.でも,SmartGit はどうしたわけかこの GIT_DIR 変数を認識してくれないようです.
大した悩みではないけれども,困ってます.
“git init –separate-git-dir” を使えば,作業用のフォルダとは別の場所に Git repository を作れることがわかりました.SmartGit が separate git dir に対応できるかが気になるところなのですが,微妙です.一応,ディレクトリを認識するのですが,作業後の表示が乱れます.バグリポートを送っておきました.まだ対応していないのかもしれません.
–separeta-git-dir を使った場合の表示の乱れについてバグを報告したところ,SmartGit のβ版で対応してくれたようです.