Markdown→docxが超簡単だったこと


さっきの記事を書いてから,もう少しいろいろやってみて,出力については十分に満足な結果が得られることが分りました.でも,一部の変換のためにわざわざ OpenOffice を起動するのは面倒.そこでもうちょっと調べたら,textutil コマンドを併用して HTML 経由で簡単に変換できることがわかりました.


multimarkdown spec.md | textutil -stdin -convert docx -format html -output spec.docx

たった,これだけで docx 形式になります.

見た目だけの問題であれば,これでいいのですが,残念なことに構造は失われてしまいます.本当は,編集・校閲は Markdown + PDF でやり,内容が完成した時点で一気に MS Word のスタイルを適用してフォーマットを定めるつもりだったので,ちょっと残念.

気になったので,ほかにもいくつか調べてみました.

  • OpenOffice から docx 形式で保存すると,構造が失われるのでボツ.
  • OpenOffice から doc 形式で保存すると,見出し,箇条書きの構造がきれいに残って◯.
  • textutil -convert docx は前述のようにボツ
  • textutil -convert doc は,見出しの構造は失われるものの箇条書きは生き残って△.

ということで,校閲用の見てくれをあまり気にしない原稿は,textutil -convert doc で作成し,最終的なものはOpenOffice を経由して doc を作成したものに MS Word のスタイルを適用するのが吉かな?