この連休はずっと某3D可視化システムの調整をしています.
Eclipse JDE を使って開発しているのですが,なぜか Java 3D の API 文書を Eclipse JDE の上の Javadoc view で表示できないので,開発効率が悪くて困っていました.でも,ついに適切な設定方法を見つけたのでここに書いておきます.
そもそも,勘違いしていたのは,Mac OS X の開発環境には Java 3D が含まれていないと思いこんでいたことです.実は,JVM 1.6.0 に含まれていて,しかも,Build Path の設定では JRE を自分でダウンロードした Java 3D より優先していたから,そもそも自分がインストールしたライブラリを動いていなかったようです.で,これまでは自分でインストールした Java 3D ライブラリに API 文書の設定を追加してたのですが,そもそもそのライブラリが参照されていないので,設定が無効だったのが原因です.
以下が正しい対応のようです.
- Java 3D のライブラリ,API 文書,(オプション:ソース)一式をダウンロードしておく
- Eclipse Preferences/Java/Build Path/User Libraries に JAVA3D を追加し,そこにダウンロードしたライブラリ Jar ファイル一式を追加する.
- 前述の Jar ファイル一式に API 文書の設定を追加する.
- 自分のプロジェクトの Build Path に,上で設定した User Library の JAVA3D を追加する.
- Build Path の Order and Export で Java3D が JRE System Library より上位に設定する.
ぼくは,今回のような間違いがおきないように,自分用にカスタマイズした JRE System Library (1.6.0-Ken) を追加し,そこから Apple 標準の Java3D 関連の jar を削除しました.