encfs を使ったフォルダの暗号化を快適に使っています.暗号化されたフォルダを Dropbox に載せておけば,暗号化したデータも簡単に共有できますし,暗号化ボリュームとは異なり,容量制限を心配する必要もありません.また,暗号化ボリュームの場合は,ちょっとしたデータの修正でもボリューム単位でDropboxのファイル同期がなされるためにかなり待たされましたけれども,encfsならばファイルごとに同期されるので効率的です.
とはいえencfsコマンドをそのまま使うのはつらいので,ちょっとしたスクリプトを作ってみました..bashrcに入れて使ってます.
- 暗号化したい空のフォルダを作成し,そこに.encryptedという名前の空のファイルを作成する.”touch .encrypted”でいいです.
- naishoコマンドを実行.encfsの働きによって,いま準備したフォルダを復号化した仮想ボリュームが見えます.作業ディレクトリはそこに移動されます.
- いろんなファイルを作成する.このとき,元々の暗号化フォルダの様子を観察すると面白いです.
- 作業が終ったらもう一度naishoコマンドを実行.仮想復号化フォルダは消え,暗号化されたデータが残ります.
今,気づいてしまった.この暗号化フォルダにExcelのファイルを保存すると,ダブルクリックで開けない.別のフォルダに移動すれば開ける.Numbersに変換して利用すれば問題はない.どんな恐しいことになることやら...普段,使っている分には便利だけれども,長年,サポートされる保証はないから年度の切り替えごとに暗号化ボリュームに変換するのが吉かな.