実習系の講義で Eclipse を起動してデモを見せることがしばしばあります.そんなときは遠くに着座している学生にも見えるように24ptの大きなフォントに設定しています.字は大きくなるのですが,画面の幅に表示可能な文字数が減るので,困ります.
普通のテキストエディタであれば,行が長くなって右端からはみ出しそうになったら,行を折り返して表示する機能がありますが,なぜか Eclipse にはその機能がありません.どうやら10年前から望まれた機能なのですが,未だに標準では実装されていないようです.
授業で紹介するソースコードはできるだけ,幅が狭くなるようにフォーマットしますが,それでも右端から溢れることはしばしばあります.そんなときは,横スクロールに頼るわけで,僕は面倒だし,学生さんたちは左右に揺れる画面で船酔いのような気分になることでしょう.
EclipseもKepler版になって,もういいかげんに折り返し機能が実装されているのではないかと期待したのですが,まだでした.がっかり.でも,こんなプラグインが出てました.
これをインストールするとエディタのコンテキストメニュー(右クリックして表示されるメニュー)に”Toggle Word Wrap”という項目が表示されます.デフォルトでこれはオンにする機能はないのですが,授業のときにしか必要としていない僕のためにはこれで十分.長いコメントを折り畳まずに一行で一気に書けるのは便利です.