eclim: Vim から Eclipse の機能を利用するプラグイン


Eclipse上でVimのキーバインディングを実現するVrapperというものを使っています.そこそこ便利なのですが,ときどきわからなくなることがあります.特にRefactoringツールを使っているときは,ややこしいです.たとえばrenameツールを使うと,Eclipseは名前を変えてもらう気がマンマンなのですが,Vrapperはまだ挿入モードになっていないので,まずcwして該当する語句を除去し,入力してからESCして編集を終了します.講義の場合に,たまに変数名を日本語で書いてたりするときはEclipseとVimとSKKのモードが重なってわけがわからなくなります.

Eclipseの機能を本当のVimから利用するためにEclipseのHeadless版(たぶん,Eclipse の核機能のみを実装した GUI のないサーバ)と通信して,必要な情報を問い合わせることで,VimのなかでEclipseの利便性を楽しめるものとしてeclimというものがあるようです.

実はまだ使っていないのですが,主に備忘録のためにインストール方法をメモしておきます.主にPathgenの仕掛けに合わせてインストールする方法で悩んだということです.

  1. eclimのjarをダウンロードして起動
  2. mkdir .vim/bundle/eclim
  3. eclimのjarを起動し,.vim の場所として上で作成したディレクトリを指定

これだけでインストールは完了するみたい.Vim の上で Java のプログラムを編集しつつ,Eclipse の補完機能が働くことを確認できました.

Headless 版ではなく,通常の Eclipse を起動して,それと通信する形で eclim を利用することもできるようです.ちょっと使ってみます.