MacにQtをインストールしてみました./usr/local/bin
を汚すのを嫌って,ぼくが非標準の場所にHomebrewをインストールしていることが災いしていくつかトラブルがありましたが,マニュアル設定を加えて乗り切りました.特に難しい点はありません.
brew install qt5
-
brew cask install qt-creator
-
Qt Creator の設定(Qt Creator → 設定…)
- ビルドと実行
- Qt バージョン
Homebrew でインストールした場所を認識してくれなかったので,手動設定を追加.追加…で,
/opt/brew/Cellar/qt5/5.5.1/bin/qmail
を指定.
- Qt バージョン
- ビルドと実行
-
コンパイラは自動的にGCCとClangを認識してくれたのでそのまま
-
Debuggersは
LLDB
を認識してくれたのでそのまま -
CMakeはHomebrewでインストールした場所を認識してくれなかった.Addで
/opt/brew/bin/cmake
を追加し,Brew CMakeと命名しました. -
キットのQt バージョンとCMake Toolを設定します.それぞれ手動追加した項目が選択できるはず.
バージョン管理システム
- 構成 → PATHに追加: ぼくの非標準のHomebrew PATH(
/opt/brew/bin
)を追加しました.Gitの機能はまだ確認していません.
昨日,Windows 10の上でプロジェクトを作成したときに,プロジェクトのビルドディレクトリをソースとは別の場所に配置しようとしてもプロジェクトのリンクで失敗したのですが,OSXだとすんなりと設定できました.あとで,Windows版を再確認してみます.
ビルドディレクトリをソースコードと分離するのは,コードベースを汚さないことに加えて,Dropbox 同期の都合もあります.オブジェクトファイルなどをDropboxで同期したくありませんし,OSXとWindowsをともに利用して開発をしているときに,オブジェクトファイルが混在するのは困ったことになりそうです.コードベースはDropbox上で,ビルドディレクトリはどこか別(たとえば /tmp/qt5
とか)にしたいのです.
[…] Qt for OSXでちらりと述べた Windows 版について,ビルドディレクトリの指定がうまくいかないことについてです. […]