一言で言ってしまうと Word と PowerPoint の使い方について学びます。
Microsoft Word を使った論文執筆
Microsoft Word は日本で最も普及しているワードプロセッシングソフトです。多くのパソコン教室の基礎講座でも扱われるソフトウェアです。一時間程度の講習に参加すれば、Word を起動して、文章を入力し、文字の体裁を整えれてそれなりの文書を作れるようになります。レポート課題をワープロを使って仕上げている人も多いですよね。
では論文をWordで作るのはどうでしょうか?論文の場合は、論文独特の形式や指定されたページ数の範囲のなかで、構造をもった文章を書きます。長い文章ですので見出しを作ったり、論文の最後には論文で参照している文献のリストを書きます。また、データを図表にまとめたものを挿入します。このように論文というものはかなり複雑な構造を持っているために、一般的なワープロの知識だけでは論文を完成させることが困難なことがしばしばあります。
このコースでは Word を用いた論文執筆のやりかたを学びます。世間の人があまり知らない、スタイル機能の使い方、相互参照機能の活用方法、図表の取り込み方などを学びます。
参考図書
- 西上原裕明、Word で作る長文ドキュメント、技術評論社、2009
PowerPoint を使ったプレゼンテーション
Microsoft PowerPoint は、日本で最も普及しているプレゼンテーションソフトです。プレゼンテーションソフトは人々が集まった場で自分の話を聞いてもらうことです。このために最近は、スライドウェアを補助的に利用することが多いです。プレゼンテーションソフトの一番の役割はスライドウェアの作成です。
このコースでは、さまざまなプレゼンテーションの具体的な事例の批評のなかから、よいプレゼンテーションのあるべき姿について学び、そのためのスライド作成技術について紹介します。
参考図書
- ガー・レイノルズ、プレゼンテーション Zen、ピアソンエデュケーション、2009